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サインディスプレイ施工事例:001:立川談春独演会「白談春・黒談春」第2回「黒談春」ファイバードラムを使用した大道具

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今回制作したファイバードラムが、置かれた独演会の舞台、オープニングの写真:立川談春独演会・白談春・黒談春・第2回-黒談春・2007年4月新宿、紀伊国屋ホールにて

落語立川流真打:立川談春さんの独演会で、オープニングに使われる大道具を、ハナミ・サイン・ディスプレイで制作させていただきました。

2007年4月、新宿・紀伊国屋ホールにて開催された、立川談春独演会「白談春・黒談春」第2回「黒談春」のリハーサルでの撮影許可を頂きました。
ファイバードラムについての簡単な解説と、実際に使用されているシーンをご紹介いたします。

紙のドラム缶「ファイバードラム」

この大道具は、独演会のオープニングで、立川談春さんの登場シーンに使用されるものでした。
舞台に転がされてきたドラム缶の中から、立川談春さんが現れるという演出です。

ドラム缶には、弊社の大判インクジェット・プリンターで印刷した、立川談春さんのポートレートを巻き付けているのですが、このドラム缶はファイバードラムと呼ばれている製品です。

リハーサル中の舞台で、ファイバードラムを転がし始めるところ
ドラム缶の中に立川談春さんが入り……
リハーサル中の舞台で、ファイバードラムを転がし終わったところ
転がされながら登場するという演出です。
新宿:紀伊国屋ホールのランドスケープ
新宿:紀伊国屋ホール、準備中のステージ。

ファイバードラムとは、簡単に説明すると「紙製のドラム缶」で、高強度のダンボールの様な素材「クラフトライナー」で出来ており、主な特徴は以下のようなものです。

  1. 紙製なので軽く、輸送コストに優れます。
  2. 安価で、とても経済的です。
  3. 必要充分な強度があり、主に粉体状の化学品や医薬品などの輸出に使用されています。
  4. 環境に優しく、焼却や、リサイクル性能に優れています。
  5. 使用用途によって、様々な大きさを選択する事ができ、防水、防湿加工なども可能です。

ファイバードラムが大道具に最適だった理由

本来は、粉体状の化学品や、医薬品などの輸出用に使用されているファイバードラムですが、意外にも舞台公演の大道具に最適な特性を備えていました。

ファイバードラムが大道具に最適だった理由は、以下の4つです。

  1. 外観は、大判プリンターの印刷で仕上げることが出来るので、安価で、自由度の高い表現が可能です。
  2. 紙製で軽いため、舞台での取り扱いが容易です。
  3. 必要充分な強度をもったファイバードラムは、繰り返しの公演にも耐えられます。
    ※あくまでも、ファイバードラムの強度に関してを謳うもので、中に人が入った場合の安全を保障することは出来ません。
  4. 公演後、不要になった場合の処分が容易です。

制作したファイバードラムが舞台で使用されている、リハーサル・シーン

ファイバードラムで制作した大道具が、実際に舞台で使用されている、リハーサル・シーンを撮影させて頂きました。

転がされてきたファイバードラムの中から、立川談春さんが出てくる、オープニングのリハーサルです。

ファイバードラムが使用されているリハーサル・シーン-1
ファイバードラムが使用されているリハーサル・シーン-2
ファイバードラムが使用されているリハーサル・シーン-3
ファイバードラムが使用されているリハーサル・シーン-4
ファイバードラムが使用されているリハーサル・シーン-5
ファイバードラムが使用されているリハーサル・シーン-6

理由:詳細

1:安価で、早く、自由度の高い、大判プリンター印刷による仕上げ

弊社が担う主な部分が、この大判プリンター印刷を使用した制作です。

このたび制作したファイバードラムには、「塩ビ・マットラミネート」という素材に、大判インクジェットプリンターで印刷したものを、表面に巻き付けています。

ファイバードラムは、塗装することも可能なメディアですが、大判プリンターで印刷したものを巻きつける方が安価で、早く仕上げる事ができます。

また、写真を使った表現が可能で、巻きつける素材を選ぶことができるのも、大判プリンターを使用する事の大きなメリットです。
※使用可能な素材は、弊社の大判プリンターに対応し、糊つきの素材に限られます。

大判プリンターで印刷したものを、ファイバードラムに巻き付けて制作する方法が、ハナミ推奨の制作方法です。

2:軽量を活かした、舞台での取り回し

軽量であることを活かして、写真のように、横に倒したり、転がしたりすることが、容易です。

搬入、撤収の際にも、軽量である事が、大きなメリットになります。

本来、ファイバードラムは輸送に使用されているものですから、積み上げる事も可能なので、積み上げて柱のように見せるなど、様々な舞台表現に応用することが出来るのではないでしょうか。

大道具を制作させて頂きました
大道具を制作させて頂きました

3:繰り返しの公演にも耐えられる、ファイバードラムの強度

紙で出来た、軽量なファイバードラムですが、写真のとおり、中に人が入ったまま転がすような使い方をしても、簡単には壊れません。繰り返しの公演にも耐えられます。

必ずしも、ここまでの強度が、大道具に必要とは限らないと思いますが、演出方法によっては、様々な使い方が考えられるのではないでしょうか。

ただし写真の例は、公演のプロフェッショナルによって実現されている例ですので、中に人が入った場合の安全を、弊社が保障するものではありません。

ご使用方法に関しては、お客様の責任で、充分な安全確認を行なって下さい。

大道具を制作させて頂きました
立川談春独演会・白談春・黒談春・第2回-黒談春・2007年4月新宿、紀伊国屋ホールにて

4:処分が容易なファイバードラム

ファイバードラムは、リサイクルも配慮して設計されておりますので、分解も容易で、大部分は焼却が可能なため、ご不要になった場合の処分に苦労しません。


蓋は金属製ですので、リサイクルする事が可能で、本体は処理場で焼却することも、粉砕して有効利用する事も可能です。

以上の特徴は、立川談春さまの大道具に使用していただくという、ご光栄に預ることで、発見できました。

ファイバードラムと大判インクジェット印刷の組み合わせは、これらの特色を活かすことで、他にも様々な使用方法が考えられそうです。

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